今日、企業はますますビッグ・データやアルゴリズムを利用し、また、それに依存してさまざまな意思決定を下し、運営の効率 性を最大限に引き出し、顧客経験を向上できるようになってきました。ときにはリアル・タイムでも実現できています。しかし ながら、人間については、依然として自分たちが下す意思決定の大部分でそのような選択肢を持ってはいません。
概して、人は自分たちが合理的に意思決定を下していると考えたがりますが、調 査研究によると、意思決定のほとんどは感情によって大きく影響され、あとに なってから、自分の決定を自身や他人のために正当化することによって合理化さ れているということが示されています。
「仕事で最善を尽くすかどうか」という意思決定は、従業員が日々無意識に行っ ている最も重要な意思決定といえます。
従業員をエンゲージさせるということは、単に指示を与えればよいということで はありません。